ゴホンの最近のブログ記事
まさにキングオブ文豪と言っても差支えないだろうドストエフスキー最後でかつ渾身の名著「カラマーゾフの兄弟」を現在読んでおります。
3年くらいまえに光文社から新訳シリーズで発売されて後、いまや古い書物でありながら売上100万部を超えた話題作というか話題訳ですが、この前某氏と本屋さんを散策したり対談していたときにふと読みたくなりまして、氏から御借りしてよんでいます。
最初に読んだときは、まあ当然なんですが今リアルタイムに発売されている小説のようには読めなかったんですがこれはそういう意味では素晴らしいです。すんなり本の世界に入り込めてしまったりドストエフスキーの存在を如何に感じないかというのが、この本の読み方の肝であるとも思うのですが、とにかく易々と著者の思うつぼに入っていける感覚がします。これは昨今稀に見る誰にでもお勧めできる書物。
滅多に話題に上ることはないですが読んだことある人には兄弟の中で誰に一番共感できるかを聞くのが個人的な楽しみだったり。
全部読み終わったら返却して、自分用の買います。
古典もので文学というのは実はあまり手を出していなくて、気がつくといわゆる哲学や古文書ばかりに手を出していたのですが、先月の頭くらいに気になってダンテ・アリギエーリの神曲を読んでみようと思い立ち大好きな岩波文庫版をなんとか探して私にしては珍しく一気に三篇まとめて購入しました。
これがまた格調高い文語訳なのですが、どうしても読む速度が落ちてしまいます。文語体には比較的慣れてる方なのですがそれでもスイスイとは行きません。
そこで先日ぶらりと近くのちょっと大きめの書店に寄りましたら集英社文庫のものがありました。これはちょうど口語と文語の中間くらいでやや厚みがある分文字は大きく、しかも下側にページ毎に脚注がついています。これは非常によろしい。
神曲はダンテ自身が主人公で、ヨーロッパ古典文学の最高峰と評されますが少し読み進めただけでも、なるほど納得してしまいます。1300年代前半に書かれたものでありますが古さが全くありません。むしろ発想・内容がとても自由で前衛的であり現代的です。
書物を読みながらにして映画を見ているような感覚を覚える古典は私はこれが初めてといえます。現代文学の源流であることは間違いないです。ん~もっと早くに読んでおくべきでした。
しかしながら岩波文庫の山川訳といい、この集英社文庫の寿岳訳といい、とてもいい訳であることも無視できません。
ちなみに当時の題名は「聖なる喜劇」。神曲という邦題は森鴎外がつけたものだとか。へぇ~。



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